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東洋医学から見た過ごし方(夏編)
その梅雨があけると・・・、 いよいよ、暑い暑い(熱い熱い!?)
夏の到来です!
夏は、、、 春に芽吹いた植物がぐんぐん成長し生い茂り、花を咲かせ実をつけます。
一年の中でも、陽の気が最も盛んでエネルギッシュな季節です。
私たち人間も、自然界の植物と同じように陽気を解放し、そして汗をかいて『 陽気 』に過ごす事が夏を元気に乗り切るポイントです。
陽の気がうまく発散できないと、体内に熱がこもり・・・その結果、冷たい飲み物や冷房を好むようになります。。。
【クーラーや冷たい飲み物】→【発散できない】→【熱がこもる】→【クーラーや冷たい飲み物を好む】
・暑さによる体力の消耗
・発汗によるミネラル(カルシウム、ナトリウム、カリウム)不足
・冷たい飲み物による胃腸機能の低下(ビタミン、タンパク質不足)
・冷房の効いた室内と屋外との温度差による自律神経の乱れ
このような負の連鎖が要因となり・・・、夏バテやクーラー病(冷房病)の原因となります。
東洋医学では、【心】と【脾】の働きが低下します。
おもな症状は、[食欲不振・消化不良・息切れ・体のだるさ・むくみ・ほてり・イライラ・倦怠感・下痢・寝不足・疲れやすい]等で、、、まさに夏バテの症状ですよね。
身体の熱を冷ましながら胃腸を冷やし過ぎない食べ物がよく、苦味や酸味のあるものは機能回復に役立ちます。
きゅうり・なす・トマト・にがうり・スイカ・おくら・ピーマン・シソ・ネギ・ショウガ等がよいでしょう。
冷奴やソーメンにネギやショウガ・シソなどの薬味をのせて召し上がるのも、スイカにパラパラと塩をかけて食べるのも、非常に理にかなった食べ方だと思いませんか。
ここ最近の夏は、異常なまでの暑さで本当に 『猛暑!!』 という言葉がよく似合います。
我慢し過ぎて倒れた・・・では何にもなりません。冷房を全否定するわけではありません。
身体を冷やし過ぎることなく、涼を取り入れ渇きを潤し、ときには暑さを受け入れて汗をかく事も大切です。
自然に逆らうことなく、夏は夏の暑さを楽しみながら過ごして行きましょう。
(「治療室」ポルテ) 2014年6月 8日 18:23
東洋医学から見た過ごし方(春編)
春。。。 動物は冬眠から目覚め・・・植物は芽吹き始めます。
私たち人間も、代謝を抑えた蓄積型の冬から、色々な機能が活発になり心身共に活動をはじめる季節になります。また新陳代謝の機能が向上して身体がデトックスに働くことで老廃物を排出し、イキイキとした健康な身体とハリ・ツヤのあるお肌(美肌)を手に入れる最適な時期とも言えるでしょう。
その一方で、寒暖の差や環境の変化によるストレス等で自律神経のバランスが崩れ精神的に不安定になりやすい季節でもあります。
東洋医学では、【春】は【肝】の機能が低下しやすくなります。
症状は[ イライラ・不安感が強くなりやすい・ため息が多い・眼精疲労(目の疲れ・充血・かすみ目)・ヒキツリ・筋肉の痙攣 ]等があります。
肝の働きを補ってくれる酸っぱいもの( 酢の物・梅・オレンジ 等)やデトックスに働く旬のもの(キャベツ・あさり・カツオ・イワシ等)をバランスよく摂ると肝機能の回復に繋がります。
ただし、酸っぱいものの摂り過ぎは胃腸に負担がかかりますので要注意です。
陽気がよく心がワクワクし、ぽかぽかの日差しを浴びたくなるこの季節。。。
過ごし方は・・・
大きくゆっくりと深呼吸をし、適度に身体を動かし、草木のようにのびのびと過ごすのが一番ではないでしょうか???
(「治療室」ポルテ) 2014年3月 1日 19:37
美肌と鍼・灸・マッサージ
『心と身体』・・・そして 『健康と美容』 は、非常に深~い関係にあります。
《 皮膚は内臓を映す鏡 》 と言われています。。。 皆さん、一度や二度このような経験がありませんか?
脂っこい食事や甘いものを多く食べたあと・・・ 偏った食生活やアルコールを飲む機会が続いたりすると、
「あ゛ぁ~、お肌の調子が・・・」 なんてこと!
また、ストレスや睡眠不足などで脳に疲労が溜まると自律神経が正常に働かなくなりホルモンバランスが乱れ、胃腸にも悪い影響を与えお肌のトラブルの元になります。
健康なお肌に近づくためには、お肌を表面からケアすることと脳や内臓など内側から環境を整えることが大切だと思います。
鍼施術により、表面から肌細胞や筋肉に刺激を与え、回復機能を働かせたり筋肉の緊張を和らげたりします。また血液やリンパの流れを改善することによりシミやくすみの予防や改善に効果があり、お肌のツヤやハリに繋がります。
そして、鍼・灸・マッサージの心地よい刺激や内臓に関係するツボ(=経穴)により、脳が活性化し自律神経・ホルモンバランスが整い胃腸が元気になります。
胃腸の働きがよくなると栄養の吸収も促進され、また不純物・老廃物の除去効果も高められ細胞が活性化しターンオーバー(美容鍼って?参照)のサイクルも整います。
“ 食と美容 ”も切っても切り離せない関係ですよね。
『 内臓美人 = 美肌美人 』 ・ ・ ・ 美肌は一日にしてならず!ですよ。
鍼・灸・マッサージの施術
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脳がリラックス 内臓環境のケア
自律神経 栄養の吸収と
ホルモンバランス ⇔ 老廃物の除去
が整う 効率がup
血液やリンパの流れが促進され、浮腫みや冷えの改善や予防。
凝り固まっている筋肉の緊張を和らげ柔軟性up。
自己の回復機能が活性化。
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健康で美しいお肌へ!!
(「治療室」ポルテ) 2013年11月16日 13:06
小児はり(小児鍼)って?
『子どもに鍼を刺すの?』
『痛くないのかな?』
『どんな症状に効くの?』
など、色々な不安や疑問が浮かぶのではないでしょうか?
小児はり(小児鍼)といっても、大人と同じように鍼を刺すのではなく、『てい鍼(接触鍼)』という『刺さない鍼』を使って、経穴(ツボ)や経絡(ツボが並んでるライン)を優しくさするように刺激をしていきます!!
痛いどころか、優しく撫でられているような感覚で、皮膚を傷つけることなく小さな子どもさんにも安心して受けて頂けます!
このあたりでは、馴染みのない『小児はり』ですが、歴史は古く、江戸時代中期の書物に記載があり、現在でも関西地方では、疳(かん)の虫などを改善するのに盛んに行われている治療なんです(^O^)
疳の虫とはどのような症状かというと、夜泣き、夜驚症、キーキーと声をあげる、イライラ、怒りっぽい、落ち着きがないなどで、疳の虫のかんは、癇癪(かんしゃく)という意味からきていると言われています。
小児はりはこのような疳の虫の症状や、アレルギー疾患(喘息、花粉症)、おねしょ、便秘、食欲不振、せき、また発達障害の症状など、様々な症状の改善に効果がみられます。
赤ちゃんは、生まれた瞬間から、大きな環境の変化が待っています。
今までいたお母さんの温かいお腹の中から、急に外の世界へ出て、肺を使っての呼吸が始まり、臍の緒からもらっていた栄養を、今度は自分の力でおっぱいを吸って生きていかないといけない訳です。
私たち大人でも、環境の変化でストレスが溜まれば、肩が凝ったり、頭痛が起きたり、お腹の調子が悪くなったり、体調を崩しますよね?
まだ、小さな子どもさんの自律神経は未発達の状態です・・・そこへ大きな環境の変化!!
これでは、心や身体に負担がかかっても仕方ないですよね(>_<)
小さな子どもさんは、自分ではどこがどのように辛いのかなど説明ができません。
でも、私たちの想像以上に色んなストレスを感じているのです。
鍼には、自律神経を整え、自然治癒力を高める作用があります。(鍼・灸・マッサージは効くの?参照。)
また、優しくさする小児はりは、『オキシトシン』という物質の分泌も促します。
オキシトシンは不安な気持ちを軽減させる作用があると言われています。
小児はりの刺激は心身ともに、小さな子どもさんの元気につながります。
病院にいくほどではないけど、ちょっと気になる子どもさんの症状に小児はりを試してみてはいかがでしょうか。
(「治療室」ポルテ) 2013年10月26日 10:15
美容鍼って?
お顔の気になるところや美容に関係するツボ(経穴)に鍼の施術を行い、その鍼刺激によって代謝がupし細胞が活性化されます。
その結果、お肌に潤いやハリが生まれ、美しく健康なお肌へ近づけることです。
私たちの肌は、新しい細胞が生まれ → 古い細胞は角質(=垢)となって剝がれ落ちています。
このように新しい細胞が生まれることをターンオーバーと言います。
ターンオーバーは、各器官や個人差によって異なりますが、健康な肌で約28日周期※注1と考えられています。
※注1約42日周期という説もあります。
ちなみに、筋肉や肝臓は60日周期,骨細胞は約90日周期と言われています。
このターンオーバーが、年齢を重ねると長くなったりします。
また、何らかの原因で早くなると未熟な細胞が肌を形成することになり、このようなリズムの乱れがシミやくすみの原因となります。
鍼施術による代謝upや細胞の活性化がターンオーバーのサイクルを整え、成熟した肌細胞を形成することに繋がります。
それが美肌へ近づく一歩となります。
(「治療室」ポルテ) 2013年10月23日 18:50
東洋医学から見た過ごし方(秋・冬編)
かえって、朝晩は肌寒いくらいの時もありますよね。
この時期は、気温の差があり夏の疲れも重なって体調を崩しやすいので十分に注意して下さい。
沼津は季節風の関係で午後になると急に風が強くなること多いですね。
秋・冬は【乾燥】と【寒さ】の季節です。
東洋医学では、乾燥と寒さで【肺】と【腎】の機能が低下しやすくなります。
機能低下のサインは、
[ 声のかすれ・から咳・皮膚のかさつき・髪のパサつき・頭痛・便秘・・・etc ]
です。これらの症状に注意しましょう。
【肺】と【腎】は水分代謝に深く関係しています。機能を整えるには、十分な潤いを与える必要があります。
“ 梨・みかん ”などの水分が豊富な果物と“ ごま塩 ”を摂るとよいでしょう。
もう少し寒くなると、温かい栄養たっぷりな鍋料理もおすすめです。
そして、何よりも“ 質のよい睡眠 ”をとることが大切です。
風邪などひかぬよう、お互い気をつけましょう。
(「治療室」ポルテ) 2013年9月29日 17:46
鍼・灸・マッサージは効くの?(効果について)
少し難しいかもしれませんが・・・(^_^;)効果について簡単に書きます。
一般的に、鍼灸治療やマッサージは 肩こり・腰痛・神経痛 などの病気でないと受けられないと思っている方が意外と多いんです。
が・・・そんな事はないのです。
病気でなくても、多くのつらい症状の改善に効果があります。
鍼灸マッサージ治療は、全身に300を超える経穴(=いわゆるツボです。)があり、経穴に刺激を与える事によって以下のような作用がみられると一般的には考えられています。
調整作用 - 組織、器官に一定の刺激を与え、その機能を回復させる。
鎮静作用 - 疼痛や痙攣のような異常に機能が亢進している疾患に対して行う。
興奮作用 - 知覚鈍麻、消失あるいは運動麻痺のような神経機能減弱、内臓諸器官の機能減退に対して興奮させる。
誘導作用 - 血管に影響を及ぼして充血を起こして患部の血流を調節する。
患部誘導法(患部誘導作用) - 患部に鍼を打つことで打った部位の血管を拡張させ患部に血液を集める。
健部誘導法(健部誘導作用) - 健部に鍼を打つことで打った部位に炎症部などの集まった血液を健部に集める。
反射作用 - 痛みや温度で刺激して、反射の機転を利用して治療を行う。
その他の作用
転調作用 - 自律神経失調症、アレルギー体質などの体質改善で用いる。
消炎作用 - 白血球を増加させて患部に遊走させたり、リンパ系を賦活させることで病的な滲出物の吸収を促進。
免疫作用 - 白血球を増加させて、免疫機能を高める。
防衛作用 - 白血球を増加させたり、免疫系(網内系)を賦活させたりする。
上記のような作用により、その方の「回復力・調整力」を引き出し、血流の改善や筋緊張の緩和、疲労回復、自律神経の調整、鎮痛作用、免疫力の活性化を行い多くのつらい症状の改善に応用されます。
このように鍼灸マッサージ治療は、「少しでも身体をより良い状態に近づける!」事なのです。
よってご病気でなくても、「あれっ、いつもと身体が違うなぁ~。」「重たい。だるい。気分がすぐれないなぁ。」といった状態でも、気軽に受けて頂ければよいかと思います。
(「治療室」ポルテ) 2013年8月23日 19:02
ぽるてひろばについて
お楽しみにお待ち下さい!!
(「治療室」ポルテ) 2013年7月30日 13:00
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